推しのための人生

飽き性なオタクが飽きなかった話

9人であること。

 

恐れていたこと。

いつかくるかもしれない未来。

こんなに早くにくるとは思ってもいなかった。

 

https://ameblo.jp/info-mesemoa/entry-12748597485.html

 

怖かった。

春ツファイナル公演で、

みんなに大切なお知らせがあります。と

真剣な顔で言った白服さんの言葉を

聞いた時のように。

 

*****

 

武道館が決まった時。嬉しかった。とても。

夢が叶うんだって。

その瞬間を目撃出来るんだって。

ただ発表されてから、何故か不安だった。

武道館の先が、私には想像出来なかったから。

武道館に立ったアーティスト達はドームを

目指していくのが普通らしい。

でも、想像出来なかった。

夢に掲げてなかったからだろうか。

夢の最終地点が武道館だったからだろうか。

 

この時点で、既に卒業が決まっていたのなら、

推しが言っていた「複雑な気持ち」って

言うのは納得がいく。

ああ、夢が叶うのに終わってしまうのか。

 

*********

 

つい最近、

前に推していたグループのリーダー、

元推しが卒業した。

それに私は複雑な気持ちになった。

身近に、卒業や解散をみるようになった。

なんで卒業してしまうのか。

何故解散してしまうのか。

めせもあ。は違うと思った。

だってあんなに仲良くて、信頼し合っていて、

絶対に、終わったりしない。って思っていた。

違うんだね。めせもあ。でさえ、

永遠は存在しない。

アニメやドラマに最終回があるように、

アイドルにも、終わりがある事を私は知った。

当たり前だろ!って 

思われるかもしれないけど、

私はメンバー達が言う

「おじいちゃんになっても一緒」って

言葉を信じたかった。

 

正直、9人じゃなくなっためせもあを

応援出来るかは分からない。

推しは活動を続けるけれど、

私は9人のめせもあの中にいる推しが

大好きだった。

お別れをしてしまうかもしれない。

もう二度と、曲を聴くことも

動画をみることも、推すことも。

 

「めせもあを推してない自分は幸せ?」

 

「…………」

 

気持ちに整理がついたら、新しい道を

進んでゆく白服さんとげるたんを

応援させてね。

 

 

*****

【⠀追伸  】

 

気持ちの整理がつかないまま、

そんな気持ちのまま、推しに会いに行った。

正直、この話になった時に考えが

まとまっていなかったから、

咄嗟に出た言葉が「寂しい」だった。

寂しい。寂しいな。

 

「寂しいって思ってくれてありがとう」

「俺も寂しい…けどそれだけたくさんの人に

愛されてるんだって思うよ。」

 

「寂しい」を「ありがとう」と

返してくれる人 がいるんだ、と思った。

上手くは言えないけど。