推しのための人生

飽き性なオタクが飽きなかった話

推し方について考えた年。

 

怒涛に過ぎていって、気づけば12月31日。

 

コロナが流行して、

色んなイベントが中止になってそして、

ツイキャスで初めて野崎さんが

泣きじゃくる姿をみた2020年。

去年よりも、イベントは出来るようになって

有観客で出来るようになって、

段々と元の色を取り戻している気がする。

それでも、まだ声援は届けられない。

来年は、届けられたらいいな。

 

*

 

今年はどうだった?と自分に問いかけた時、

単純に忙しかったな、と思った。

それはイベントもだし、気持ちもだし、

無理をしていたなあと感じた1年だった。

そもそも、ハマった時から

無理をしている方だった。

稼いでくるお金に見合わない程、

たくさんたくさんイベントに行った。

でも今年、気付いてしまった。

たくさん行けばいい訳でもない、と。

たくさん配信も買ったけれど、

時間も余裕なく、勝手に急かされていた。

それに気付いたのは、

夏ツアー「LOVE BLOOD」の時。

体調を崩して、泣く泣く撮影会を

諦めた時のこと。

無理をして現場に行っても辛いこと、

今までの私には分からなかったのだけど

このご時世もあり余計に体調管理は

ちゃんとしないといけないこと。

たくさん現場に行く事が全てだった。

でも、違うんだなあと思った。

自分に見合った推し方をしよう。

 

*

 

コロナが流行して、

たくさん辛い思いをしたけれど、

考える期間が出来たからこそ

改めて推しやメンバーへの気持ちも

大事なものになったし、

推し方も改めることが出来た。

声が届けられない代わりに、

違う方法で想いを伝えたり、

たくさん推し事をしたり、

なんだか楽しい日々だったなと思う。

 

*

 

私が大好きな薄桃さんの、

今年印象に残った言葉たち。

 

「配信を見てくれてる皆さん。

画面の向こうから皆様の熱い気持ち

ちゃんと届いてます。

そして会場に来ることを

選んでくれた皆さん。

みなさんの熱い気持ち、

声は出せないけどちゃんと届いてます。」

LOVE BLOOD 福岡公演より

ソロ演目アンラッキー☆BOY 間奏時

 

 

「みんなが思ってるより

俺たちは忘れたりしてないんですよ?

今までちゃんと積み重ねてきたのがあって

こうしてアイドルとオタクっていう

この素敵な関係を、繋げてるものって

そう簡単にはね崩れないんですよ。

だからどんなに時間が立っちゃっても

また会いに来てくれたら

皆はとても嬉しいと思います。

俺は嬉しいですとても。

なので今遠くで配信を見てる方も

そうですし、ここにきてくれる、

わざわざ遠くから来てくれた方も

いらっしゃると思うので、

また、会いに来てくれたら

すごく、すごく嬉しいなと思うので

その時を楽しみに待ってます。」

とみたけ聖誕祭 2部より

 

推しだけじゃなくて、

めせもあというグループが、

DDという会社が、

大事にファンを思ってくれるからこそ、

ファンはついていくんだろうなと

強く感じた1年だった。

 

来年は今年よりもたくさんの人が

大好きなメンバーに会えますように。

 

大好きな彼らとオタクに幸あれ。

 

推しと目が合う距離感。

ライブの時に今推しと目が合ったかも?と

思うことはあってもそれは確実ではない。

1対1。確実に目が合う距離感を、

私は久しぶりに体験したのだ。

 

 *

 

めせもあを推し始めてから

ライブに行く様になり、

初めて推しに会いに行った日から、

気づけば何回も会いに行っていた。

認知をしてくれることを知ってから、

でも私はあんまり印象がないから

周りのオタクよりも「絶対」に認知して

くれている確証が無かった。

そんな気持ちを抱えながら、

「また来年」とハイタッチをした2019年の

カウコンが最後になるとは

思ってもいなかった。

 

推しに会えなくなった日々から、

電話でお話出来る特典会が始まって、

オンラインで、顔もみれる特典会が

出来るようになって、

イベントも少しずつ出来るようになっても

まだ直接会えなかった2020年。

状況が良くなるにつれ、

お出迎えやお見送りが出来るようになって、

パーテーション越しにメンバーをみた。

前だったら、1人ずつ握手をしながら

感想を言ってたなって、

思いを伝えられないのがとても寂しい。

そんな時に久しぶりの撮影会が

開催される事になった。

 

ああ、私は行けない。

 

仕事終わりに向かっても、

受付時間に間に合わなくて

泣く泣く諦めた。

 

まだ会えない。

 

イベントは段々とお客さんを

入れて出来るようになって、

ステージ上の推しはみることは出来ても、

対面で会うことは出来なくて、

そして迎えた聖誕祭で、

私は数年ぶりにパーテーションを挟んで

推しと対面した。

久しぶりに直接会えたことを伝えたら

「いつもいっぱい買ってくれてありがとう」

と言ってくれた。

私は終わってから会場の外のベンチに

座って、静かに泣いた。

 

その後にも撮影会が開催される事になった。

待ちに待った平日が1日。

私はその日に全てをかけて、

その日が来るのを待ちわびた。

 

でも、また会えなかった。

 

自分の体調管理不足で、

せっかく取った券を無駄にしてしまった。

悲しくて悔しくて仕方なかった。

 

そして3度目の撮影会が

開催される事になった。

日程的に仕事は休めはしないけれど、

時間に余裕がある。これは行ける。

私はやっと、推しに会える日がきたんだ。

 

そうしてあっという間に迎えた当日。

なんだか会えるっていう実感がなくて、

直前まで他人事のように思っていた。

いざ、中に入ってみると

オタクが並んでいて、メンバーの声が

するこの感じ、懐かしくて懐かしくて。

ああ、存在してる。なんて

まるで初めてあったみたいな感想だけど、

この距離感でお話ができる有難みを、

コロナ前よりも強く感じた。

 

久しぶりに撮影会に来たことを伝えて

2年ぶりに来たんだと伝えたら

とてもびっくりされたけれど、

「オンラインでは話してたけどね〜」

その一言で私は、

舞い上がって仕舞うのである。

 

コロナ前と比べたら、

会える機会が減ってしまい、

きっと、推しに会えなくなって

しまった人もたくさんいるでしょう。

逆にコロナ中にハマって、

最近初めましてした人もいるでしょう。

会えなくて辛くて他界してしまった人も

いるでしょう。

全く知らない人の他界するツイートをみて

静かに泣いたこともある。

大好きでも、会いたくても

それが許されない人もいて

大好きなのに他界せざる負えない、

その気持ちを想像するだけで、

胸が痛む。

いつか、世の中が良くなって、

前みたいに戻れたら、

めせもあを大好きだった人達が

戻ってきてくれたらいいな。

きっとメンバーもずっと待っている。

そんな事を思って生きている。

 

初センターと、初めまして。

推しへ。初シングルセンターおめでとう🎊

 

全国コンサートツアー2021夏

「LOVE BLOOD」ファイナルで発表された

 

とみたけ センター 新曲

 

初シングルセンター。

 

私は何故か推しはすでにセンターをやっている

と思っていたが為に、他の薄桃オタクよりも

反応が遅れていたと思う。

 

「初」ってもう二度と来ないなって。

 

珍しく日曜日が発売日でライブもあって、

でも絶対に仕事は休めなくて絶望した。

推しにとって、オタクにとっての

「初披露」を私は見届けることが出来ない。

 

行く予定では無かったのだけど、

発売日に行くことに意味があると思って

お仕事終わりに向かおうと思って

チケットを取った。

 

たまに、仕事終わりに急いで向かうことが

ある。東京の隣の県に住んでるとはいえ、

移動距離、電車代、決して簡単に行けるわけで

もないのに、でもメンバーの顔をみたら、

推しをみたら、きっとこの表情がみたくて逢い

に来ているんだろうなと客観的に感じている。

 

大田区民ホール・アプリコと言えば、

2019年6月16日にCH8~チャンネル8~が

行われた場所でもある。

私がめせもあを推し初めてから、あおいくんの

二十歳の聖誕祭とフリーライブを除けば

初めて参戦したツアーであり、初めて推しと

お話した場所でもあった。

この日から、たくさん推しとお話しているのに

も関わらず、1度も「初めまして」をしたことが

無い。

今更、初めましてを言うのはどうなのかなと

思いつつ、「初めまして」をしたい。

PQ、ファントムクエストで言うなら

「5年ぶりの 初めまして」

 

私が初めて参戦した場所、

推しとお話した場所で、

推しが初シングルセンターの曲を

初披露するなんて、

感動してしまう。

 

一体どうなってしまうのだろうか。

 

私が尊死するまであと1日➡️

 

 

 

 

 

 

 

 

 

願い。

2021年になって、少しづつ良くなっていくと

思いきやまた雲行きが怪しくなってた。

 

去年は予測不可能で、

イベントは中止・延期ばかり。

それに比べたら何となく

延期になってもだよねと

納得してしまうようになった。

 

最近はオンラインにも慣れてきて、

もしかしたら今まで時間が無かったり

合わなかったり色々な事情で

来れなかった方がみれたかもしれない。

まだ1度もメンバーと話したことない人が、

初めて話せたかもしれない。

いい事ばかりなのかもしれない。

でも、ふと思いだして

現場でみるライブは1度きりで、

全部が全部DVDに残るわけじゃない。

でも何よりあの現場の雰囲気が大好きだ。

 

今は現場に行けても声出しは出来なくて、

代わりにペンラを一生懸命振っている。

普段曲を聴いていて、

コール曲はまだ声が出せていた頃の

イルミィの声援を思いだして、

自分はそれがたまらなく好きだったんだなと

思い知らされている日々。

 

いつか、直接声を届けることが出来るのか。

いつか、目を合わせ伝えることが出来るのか。

その「いつか」を待ち望んで生きている。

 

延期又は中止になると思っていたライブ。

開催する、彼らの決意。

こんな状況下で私はいつも思い出す。

「アワアワ」のフリーライブMCで言っていた

「これしかない」と呟いた白服さんの言葉。

ああ、そっか、

私も「これしかない」と思った。

 

飽き性な私が、今もなお追いかけている。

大好きで大好きでたまらない人達。

どうか無事に開催されて、

無事に終わりますように。

メンバーもオタクも幸せ溢れる1日に

なりますように。

 

(今年の1月にあったライブへの想いでした。)

 

2021年1月27日⇒2021年12月3日 訂正

 

当たり前じゃなくなった日々

無観客配信が当たり前になっていた2020年。

10月頃から、DDもライブやイベントに

お客さんを入れ始めている。

個人的には2020年の2月にあった

「パリパリじゃないズ!!!」が最後の現場で、

それからもう半年以上も現場がないのは

改めて考えてびっくりしている。

去年は毎月のように東京や、他県へ

赴いていたせいか、今年は寂しい。

 

世の中が「自粛」になった2月下旬から、

イベント、ライブがたくさん延期、

中止になって、その時期は本当に

辛くて辛くて仕方が無かった。

他県へ行ったり、

オタクと会ったり、

ライブで声を出したり、

推しと直接お話したり、

当たり前にしていた事が、

今は簡単には出来なくなってしまった。

 

いつも、現場があった時を思い出す。

 

ライブハウスは人と人との距離が近くて、

でもすごく一体感を感じて、

ステージが近ければ近いほど、

メンバーの表情がよく見えたこと。

 

ライブの時に連番の子と、

今の推しめちゃ良かったと

目と目を合わせて笑いあったこと。

 

ライブが終わるとすでに外は真っ暗で、

ライブの余韻が冷めないまま、

オタクと次のライブでまた会おうねと

話して帰ったこと。

 

思い返せばたくさん、

たくさん楽しいことがあったなと、

現場に行く事が生きがいだった。

 

いつか、当たり前にライブで

声出しが出来るようになったら、

 

むしゃむしょさんきゅーの

「ただいま」「おかえり」をメンバーと、

オタクで全力で叫びたい。

 

War Cry~アイドル気取りで何が悪い!の

「僕の名前を呼んでよ」の部分で

全力で推しの名前を叫びたい。

 

ラブチアのメンバー1人ずつ全力で叫びたい。

 

アンラッキー☆BOY(´・ω・`)で

「お前が1番 お前が1番 俺の〇〇」

と叫びたい。

 

コールがある曲を全力で、

メンバーとオタクで叫びたい。

 

いつか、そんな日々が当たり前に

来ますように。

 

2020年11月2日⇒2021年12月3日 訂正

推しの言葉で世界が変わったはなし

 

人に何かを伝えるのってとても難しい。

言葉でも、文章でも、ある人には伝わって、

ある人には伝わらないことなんて

たくさんあって、難解な生物だなと思う。

 

私の推しは、なるべく誰にでも伝わるような

話し方をする。話すテンポも言葉選びも、

難しい言葉が分からない自分は

とても推しの話し方が好きで、

きちんと推しの言葉が心に入ってきて、

その言葉達が糧になっている。

 

私は何度か直接推しとお話した事があって、

『顔は覚えられるけど、名前は覚えられない』

という話をした事がある。

オタクからすれば推しから覚えて

もらえること、「認知」はとても嬉しいと

思う。例えばそれが、オタク側から

絶対覚えて!っと言ったわけではなく、

推しが「良く来てくれるから覚えた」

としたら、凄く嬉しいと思う。

 

推しの言葉を聞いて何ヶ月か経った今、

自分は接客業をしていて、

しかも常連のお客さんが結構来る。

なるべく名前と顔を覚えて、

そしていつも頼むものを覚えるようにした。

覚えることは当たり前なようで、

当たり前じゃない。

何処まで覚えるかによると思うが、

推しの言葉を聞いてから、

覚えてたら嬉しいかなって

思うような事がたくさん増えて、

推しの言葉が自分の中で「生きてる」

と感じるようになった。

 

まだまだ直接会えない日々は続く。

イベントが延期になってしまった日から

今日まで、

1度もモチベが下がることはなく、

飽き性な私が、飽きなかった。

本当に素晴らしい推しで、

グループで、会社。最高。

 

一生、推す以外の選択肢は無いようだ。

 

2020年10月20日⇒2021年12月3日 訂正